11月7日に全国有床診療所連絡協議会（全有床）の有床診療所火災対策検討部会が

行われた。

会合では「防災安全体制に関するアンケート」中間報告の中で9割の診療所が

スプリンクラー設置がなかった調査結果を受け、消防庁は「スプリンクラーの

設置義務を履行したい」姿勢を見せた。また、今回の調査でスプリンクラー設置が

義務化された場合、57%が「補助金等支援があれば設置」、25%が「病床の廃止を

検討する」と回答していることを明らかにした。

医師側からは「3割の診療所が赤字経営で十分な防火対策が取れない」ことを上げ、

四病院団体協議会委員は「国民感情からするとスプリングラー設置を義務付けて

ほしいのが本音。診療所の経営状況を踏まえると『全額補助』を求める」と主張。

消防庁は「次回までにハード面、ソフト面などの防火対策に関する論点を3省庁と

連携して整理する」とコメントした。

※平成25年11月20日　週刊高齢者住宅新聞より抜粋

 

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